牛角材の『芯持ち材』って何ですか?

牛角材のキズ? 『芯持ち材』について

黒水牛印鑑の持ち手の上部にキズのようなものがあります。
これは問題ないんでしょうか?       K様(東京都)

水牛(牛角材)には、『割り材』と『芯もち材』とがあり、
芯もち材は、角の中心部からしか採取できない希少品で、
永年使用に対し、ソリなどが出ない為、品質重視の観点から
当店では『芯もち材』のみを使用しております。
芯をもたない『割り材』は安価ですので、激安印章店等では
よく使用されておりますが、ご購入時はわからなくても
永く使うにつれ、印自体に反りがでてまいります。

天然材ですので、芯のくぼみの大小はございますが、
持ち手側先端のくぼみは『芯もち材の証』として存在してしまいます。
もちろん品質的には全く問題ございません。
芯はタテに通っておりますので、印面部分にもその芯部分は存在しております。
そのため彫刻の際、文字の細い線がそれにより欠けないよう
注意して配字・彫刻をさせていただております。

持ち手側の芯のくぼみは、キズではなく「高級印材のあかし」と
ご理解いただければ幸でございます。

牛角芯